アレルギーは国民の約5割が罹患する国民病!?
日本人の約2人に1人が何らかのアレルギー症状を持つと推計されており、その原因はハウスダストや花粉など多岐にわたります。
人間の体には、ウイルスや細菌などの異物に抵抗する力(免疫)が備わっているものの、ダニや花粉など、一般にあまり体に害を及ぼさないものに対しても、 免疫が過剰な防御反応をします。
この免疫による防御反応により、さまざまな症状が起こることをアレルギー疾患といいます。
厚生労働省の調査によれば、我が国のアレルギー患者は、急速に増加しており、国民の約5割が罹患する国民病です。
例えば喘息においては、アレルギー患者の中においても群を抜いて増加基調にあり、約1,200万人が疾患していると報告されています。また花粉症などのアレルギー疾患にあっては、 平成10年には19.6%であった患者数が平成20年には29.8%になっています。
このアレルギー疾患への対策としては、「アレルギー疾患対策基本法」が平成27年12月より施行されており、 その基本理念においては、居住地域にかかわらず適切なアレルギー疾患医療を受けられるようにすることに加えて、 総合的な施策の実施により生活環境の改善を図ることが掲げられています。
アレルギー疾患対策には、抗アレル薬による対策が最も一般的ですが、 その原因となるハウスダストや花粉、カビや各種ウイルスなどの生活空間への混入を防ぎ、 除去するという「生活環境そのものの改善」といったニーズも近年高まりつつあります。
とりわけ、手軽にアレルギー対策を行えるものとして、空気清浄機やエアコン設備に取り付けるエアフィルターについては、消費者からのニーズも高く、国民病となったアレルギー患者の増加を背景に「セラミダ加工除菌・消臭フィルター」の期待が高まっています。