実験:実際の医療現場で簡易クリーンルーム化
業務用空気清浄機であるアースプラス・エアーの性能を実環境(実際の現場)で効果があるかの実験をいくつか行いましたので、その一部をご紹介します。
今回はデモとして、血液造影カテーテル室でアースプラス・エアーをホコリをどれだけ除去できるかの実験となります。
【場所】 透析病院
【目的】 ホコリの除去
【設置場所】 血液造営カテーテル室
【使用製品】 アースプラス・エアー
※詳細は、下記「アースプラス・エアーの設置環境 」をご覧ください。
※ アースプラスとは株式会社 信州セラミックスが開発したセラミックス複合材で、このサイトで扱っている「セラミダ」製品の元となった素材です。
※ アースプラス・エアー はこの素材を用いた業務用空気清浄機です。
実環境の設置場所における現状課題・悩み
デモを行った「血液造影カテーテル室」は、クリーンルーム化されていない。
エアコンが設置してあり、稼動させたいが、稼働するとホコリと一緒に細菌が舞う。そのため、夏場は部屋が非常に暑くなるが、エアコンを止めて手術していた。
そこでアースプラス・エアーで、エアコン稼動しながら、どこまでホコリが除去できるか調査・検討した。
アースプラス・エアーの設置環境
病院種別 | 透析病院 |
設置箇所 | 血液造影カテーテル室 |
面積 | 約35㎡(高さ約2.7m) |
機種 | アースプラス・エアー |
台数 | 2台(運転モード強) |
ドア | 3箇所(窓なし) |
空調有無 | エアコンあり |
人の出入り | 4-5名(立会い3名) |
実験結果
実験では、2012年9月11日にアースプラス・エアーを付けていない状態から測定を開始(現状の測定)。
その約9分後にアースプラス・エアーの運転を開始しました。
その結果、開始時(8:23)189,000個だったの粒子(0.5μm)が、終了時(8:52)の29分後には52,600個と粒子の数が73%減少した。
また、1週間後の2012年9月18日までアースプラス・エアーを運転し続けた同部屋の粒子数を測定した結果、10,000個前後を推移しており、一般的な手術室レベルになっていることを確認した。
さらに、このタイミングでエアコンを稼働させてみたが、粒子の数は変わらずに10,000個前後であった。