マスク、アルコール以外でウイルス対策を行う方法 99%除菌エアコンフィルターについて
新型のコロナウイルスが世界中で蔓延しています。世界中で感染予防に使う「マスク」が不足し消毒用の「アルコール」も2020年3月上旬現在で品切れ状態が続いています。
厚生労働省からは新型コロナウイルスの感染予防として日常生活において手洗いが大切であると発表されています。特に外出先や料理の前後、食事の前後などに石鹸やアルコール、エタノールでの手洗いをしてくださいと呼びかけられています。
なぜマスクと手洗いををするのか?
コロナウイルスだけでなくウイルス全般的に感染者からの飛沫(くしゃみ、咳、つば、など口からでるもの)してウイルスが放出され感染していきます。飛沫感染は放出されたウイルスが他人が吸い込んで感染します。またウイルスがドアや机などに接触し他人の手に伝染り、その手で口や鼻を触り粘膜から感染する接触感染もあります。
そのため、マスクの着用や手洗いは感染予防に効果的と言われています。特に感染者がマスクを使用することはとても重要です。感染者からのくしゃみで飛沫する距離は約2mと言われています。
マスクを使用することでウイルスの飛散は押さえられることから、室内広範囲への飛散や他人への感染予防効果は非常に高いです。体調が悪かったり、咳やくしゃみが出る人はエチケットとしてマスクを使用することをお勧めします。
マスクもただ使用するだけでなく正しく使用することが大切です。こちらも厚生労働省から発表されていますので御覧ください。
厚生労働省発表「咳エチケット」PDF
https://www.kantei.go.jp/jp/content/000059528.pdf
次に手洗いです。
感染者がくしゃみや咳をした時にウイルスが飛散し周囲のものに付着したり、くしゃみや咳を手や腕で押さえるなどして、その手や腕で周囲のものに触ることでウイルスが付着していきます。そのため、手に付着したウイルスは手洗いすることで洗い流したり、アルコールやエタノールでウイルスが付着しそうな場所を拭き取る、消毒することが感染予防につながります。
手洗いも効果的に洗うことが重要ですので、こちらも厚生労働省から手洗いの仕方が発表されていますので御覧ください。
厚生労働省発表「手洗い」PDF
https://www.kantei.go.jp/jp/content/000059529.pdf
実際にはマスクも消毒用アルコールは品薄。どうやって予防するの?
さて、ここからが本題です。
上記でお話したことは、厚生労働省だけでなく、様々な機関やブログでも書かれていることです。マスクも手洗いもアルコール消毒も健康を維持するのには大切なことです。
でも実際には買い物に行くにも不自由がある人。マスク、消毒用アルコールが品薄で買えない人がいっぱいいます。また、マスクの装着ができない寝たきりのおじいちゃん、おばあちゃん、赤ちゃんやペットはどのような予防ができるか?周囲の方が気を配り、ウイルスを持ち込まないことがとても重要です。
しかし、どこから、いつのまにか広がるのが「ウイルス」です。そこで「マスクを使用できない方々」のために開発したものがウイルス分解機能を持った「エアコンフィルター」です。
エアコンフィルターの使用も効果的
エアコンフィルターと言えばエアコンの汚れを抑制するためのものというイメージがあると思います。
実際にエアコン内部にゴミやホコリが行かないようにキャッチするためのものです。なぜエアコンフィルターが必要かというと、ほこりやゴミがエアコン内部に到達し湿気を吸収、それがカビや嫌な臭いの原因となるからなのです。
エアコンの目的は室内の温度を調節して快適に暮らせるようにする事です。そしてエアコンフィルターの目的はエアコンの痛みや、内部の汚れカビを防ぐもの。それ以上の機能はエアコンフィルターの売価を抑えるため備えられていません。
エアコンメーカーの付属品エアコンフィルターはほこりやゴミだけしか空気中から取り除くことしかできません。
そこでメーカー以外の研究機関や商社から標準のエアコンフィルターよりも高機能の製品が開発・商品化されています。除菌型、消臭型のエアコンフィルターです。除菌型、消臭型エアコンフィルターは家庭用、業務用のラインアップがあります。空気清浄機専用の除菌、消臭型フィルターもあります。
除菌型、消臭型エアコンフィルターでできること
ゴミやホコリを取り除く事しかできないエアコンフィルターも専門家が開発すれば除菌、消臭機能がついたものになります。
当然のように製品のパッケージに「除菌・消臭」と書いていますから、購入時に調べてみてください。ちなみに医薬品、医薬部外品以外では「殺菌」は使えません。逆にエアコンフィルターで「殺菌」を使っている場合は怪しいと思ってください。
ここで、セラミダ加工を施しているエアコン用「除菌・消臭フィルター」を例にとって説明します。
どうやって除菌しているか代表例を言いますと、酸化チタン、ハイドロキシアパタイト、銀 [メタル]など食品添加物に認可されている成分で構成されたフィルターが、細菌・ウイルス・アレル物質・臭い(細菌由来)等のタンパク質を吸着分解する方法です。
専門家でないと意味が分からないと思いますが、簡単に言うとウイルスはタンパク質の殻とその中に入っている核酸で作れてます。そのタンパク質と除菌型フィルターが作用して分解を行なっているイメージを持ってください。
除菌型エアコンフィルターは大学病院でも採用されている技術を使用
上記で説明している製品の試験結果は新型インフルエンザで試した場合、抗ウイルス性試験で低減率99%以上です。詳しくは試験依頼したメーカーが試験を実行した機関の結果を公表している結果をご覧ください。高い抗ウイルス性、抗菌性がある事がお分りいただけると思います。
MRSA | 黄色ブドウ球菌 |
ESBL産生大腸菌 | MBL産生緑膿菌 |
白癬菌 | O-157 |
カンジタ | レジオネラ |
肺炎桿菌 | インフルエンザウイルス |
ネコカリシウイルス | スギアレルゲン |
ダニアレルゲン |
現在までに分かっている適応細菌例です。
MRSA、黄色ブドウ球菌、ESBL産生大腸菌、MBL産生緑膿菌、白癬菌、O-157、カンジタ、レジオネラ、肺炎桿菌、インフルエンザウイルス、ネコカリシウイルス、スギアレルゲン、ダニアレルゲンに適応しています。
インフルエンザウイルスに対しては効果がありますので、例えば家族にインフルエンザを罹患している方がいる場合は感染防止に効果があると言えるでしょう。他にも大腸菌として有名なO-157にも適応します。
フィルタの違い
では、除菌・消臭フィルターを付けたエアコンと付けなかったエアコンの場合、部屋のウイルスや臭いは 時間経過とともにどう変わるのでしょうか。
エアコン付属品の場合
よくある通常のフィルターの場合、ウイルスをキャッチできてもそのまま分解されず、どんどん増えていき、最終的には溢れてしまいます。 当然臭いはなくなりません。
除菌フィルターの場合
ウイルスは次々に分解されていき、増えることはありません。 ウイルスが分解されたことで臭いもなくなります(ただ新たにに吸い込んだウイルスがつくためフィルタ上には常にいるように見えます)
ここで紹介しているエアコンフィルターに使われている技術は順天堂大学医学部付属順天堂医院や信州大学医学部付属病院を始め全国4,000以上の医療機関で採用されています。
全国の病院ではマスクができない人や寝たきりの人も含む多くの患者さんために抗菌、抗ウイルス性の高いものを積極的に設備投資をしています。カーテンやタオル、ハンカチ、カーテンや布団に至っても、どのようにすれば除菌効率が良いか考えられて運営されています。
※なお、インフルエンザへの99.9%抗菌など一部ウイルスへの抗菌作用は100%保証されていますが、抗菌型のエアコンフィルターが新型コロナウイルス抗菌100%を保証するものではありません。
まとめ
いかがでしたか?
エアコンフィルターや空気清浄機は空気の汚れを取り除くだけのものという印象しかなかったと思いますが、現在はで技術の発展に伴い除菌、抗菌、消臭機能を持っているものとたくさんあります。
マスク、手洗い、アルコール消毒はやっているがまだ他の対策は行っていない、という方は、これを機会にエアコンフィルターという選択肢も考えてみてください。